Strategy of TC Transformation
DX:デジタル技術の活用による
顧客提供価値の向上
Strategy of TC Transformation

「中期経営計画2027」において基本方針としている「TC Transformation(TCX)」では変革を目指しており、その変革のための土台としてDXの実現は必要不可欠な基盤です。
デジタル技術の活用による変化の創造を目指し、全社横断のDXタスクフォースを設け、実現に向けて取り組みを推進しています。

守りのDX:社内業務プロセスの生産性向上
守りのDXである社内業務プロセスの生産性向上においても、デジタルツールの導入が最終目的とならないよう、1. 教育研修、2. 実践(目的意識を持ったデジタルツールの活用)、3. 評価(ナレッジの共有と賞賛)の3つの取り組みにより有効な循環サイクルを推進しています。

教育研修「DX人材育成プログラム」
3階層のDX人材育成プログラムを設定しています。全役職員(東京センチュリー単体)を対象に2023年度から開始している「基本:DX-Standard」プログラムでは、変化が激しい外部環境に対応するための基礎知識や背景を学ぶことで、全社的なDXリテラシー向上を目的としています。
また、2024年度からは、各部門で設定したDX戦略テーマを実践する選抜人材を対象とした「実践:DX-Leader」プログラムも開始しています。こちらは、選抜人材各自のスキルに合わせて最適化された実践的な内容を学ぶことで、DX推進に必要なスキル習得を目的としています。

DX研修の様子
TCXの実現へ

- 先端
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- ビジネス・イノベーター/ビジネス・テクノロジストを自認、実践できる人材
- 2024年度スタート予定
- DXに留まらずビジネスイノベーターとしてTCXを実現できる次世代リーダー
- ビジネス・イノベーター/ビジネス・テクノロジストを自認、実践できる人材
- 実践
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- 具体的業務におけるIT知識とその利用法を習得し、実践できる人材
- 2024年度スタート
- 部門ごとに設定されたTCX実現のためのDX戦略テーマの実現を目的とした、選抜された人材に対してデジタルスキル標準に準拠したプログラムを開始
- 対象人員:職場選抜の66人
- 具体的業務におけるIT知識とその利用法を習得し、実践できる人材
- 基本
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- 全役職員一人ひとりがDXに参画しその成果を仕事や生活で役立てるうえで必要となるマインド・スタンス、知識を習得した人材
- 2023年度:受講人数約1,200人(対象者における受講率99.2%)
- 2024年度以降も全役職員(東京センチュリー単体)を対象に継続的に実施
- 全役職員一人ひとりがDXに参画しその成果を仕事や生活で役立てるうえで必要となるマインド・スタンス、知識を習得した人材
DX活用事例
TC-ChatAIの導入
当社専用の生成AIチャットサービスとして、「TC-ChatAI」の提供を開始しました。外部環境から隔離されており、機密情報が外部に流出する懸念はありません。導入初年度である2023年度は、全役職員(東京センチュリー単体)の約4割がさまざまな業務に活用しています。
- 主な利用シーン
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- 社内外の情報を利用したアイデア出し
- 打ち合わせ資料や報告書などの文書作成
- アイデアの深掘り
- メールの文案作成 など
本サービスの活用による業務効率化・品質の向上とともにDXを身近に感じることも目的としています。

デジタル活用成果展
デジタルツールを活用した業務改善事例(資料や動画など)を社内ポータルサイトで公開・共有する成果展です。現場での創意工夫による改善事例を共有することにより、社内の業務改善を促進します。
2023年度においても、ノーコードツールの導入やクラウドサービス・AI・RPA*などの活用による効率化を推進し、案件ごとに年間数百時間の工数削減やペーパーレス化を実現しています。
- ※RPA:Robotic Process Automation(コンピューターによる事務処理の自動化技術)
