当期の経営成績および財政状況

2025年3月期中間連結会計期間の売上高は前年同期比196億円(2.9%)減少し6,659億円、売上総利益は、スペシャルティ事業および国際事業での増益を主因に前年同期比90億円(7.2%)増加し1,345億円となりました。

販売費及び一般管理費は、前年同期比58億円(8.1%)増加し782億円となりました。主な要因は、国際事業の人件費および物件費の増加であります。

営業外損益は前年同期比13億円(20.8%)増加し74億円の利益となりました。主な要因は、スペシャルティ事業における持分法投資利益の増加であります。

これらにより、経常利益は前年同期比45億円(7.6%)増加し637億円となりました。

また、特別損益は投資有価証券売却益を主因に前年同期比50億円(285.7%)増加し67億円の利益、法人税等は前年同期比20億円(10.9%)増加し203億円、非支配株主に帰属する中間純利益は前年同期比1億円(1.2%)減少し69億円となりました。

この結果、親会社株主に帰属する中間純利益は前年同期比75億円(21.1%)増加し431億円となりました。

当中間連結会計期間末の資産合計は、前期末比4,570億円(7.1%)増加し6兆9,179億円、セグメント資産は前期末比4,540億円(7.9%)増加し6兆1,744億円となりました。負債合計は、前期末比2,939億円(5.4%)増加し5兆7,436億円、有利子負債は、前期末比3,197億円(6.7%)増加し5兆687億円となりました。

純資産合計は、前期末比1,631億円(16.1%)増加し1兆1,743億円となりました。主な要因は、為替換算調整勘定が1,350億円増加、利益剰余金が299億円増加したことであります。

この結果、自己資本比率は前期末に比べ1.4ポイント上昇し14.9%となりました。

詳しくはIRライブラリーをご覧ください。

セグメント別業績の概況

国内リース事業

売上高は前年同期比92億円(3.9%)減少し2,243億円、セグメント利益は8億円(6.7%)減少し113億円となりました。主な減益要因は、為替変動の影響により、NTT・TCリース株式会社の持分法投資利益が減少したためであります。セグメント資産残高は前期末比606億円(4.8%)減少し1兆2,129億円となりました。

オートモビリティ事業

売上高は前年同期比352億円(18.6%)減少し1,541億円、セグメント利益は4億円(4.5%)増加し103億円となりました。主な増益要因は、リース満了車両の売却益の増加およびレンタカー事業における貸渡単価向上による利益率の上昇であります。セグメント資産残高は前期末比36億円(0.8%)増加し4,826億円となりました。

スペシャルティ事業

売上高は前年同期比31億円(2.1%)増加し1,502億円、セグメント利益は60億円(55.4%)増加し170億円となりました。主な増益要因は、プリンシパル・インベストメント事業の業績が増益となったことに加え、航空機事業における機体売却益の増加であります。セグメント資産残高は為替変動および不動産の増加を主因に前期末比3,803億円(13.5%)増加し3兆2,056億円となりました。

国際事業

売上高は前年同期比238億円(29.5%)増加し1,046億円、セグメント利益は4億円(9.4%)増加し49億円となりました。セグメント資産残高は為替変動を主因に前期末比1,222億円(14.9%)増加し9,449億円となりました。

環境インフラ事業

売上高は前年同期比22億円(6.4%)減少し323億円、セグメント利益は26億円(74.4%)減少し9億円となりました。主な減益要因は、発電事業において前年同期に計上した一過性利益の反動減および海外新規投資案件の資金コストの負担増加であります。セグメント資産残高は前期末比112億円(4.1%)増加し2,851億円となりました。

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