最新決算の概要
当期の経営成績および財政状況
2025年3月期連結会計年度の業績につきましては、売上高が前期比225億円(1.7%)増加し1兆3,686億円、売上総利益はスペシャルティ事業および国際事業での増益を主因に前期比270億円(10.7%)増加し2,802億円となりました。
販売費及び一般管理費は、前期比142億円(9.5%)増加し1,632億円となりました。主な要因は、国際事業の人件費および物件費の増加であります。
営業外損益は、前期比21億円(16.3%)増加し152億円の利益となりました。主な要因は、為替差益および受取配当金の増加であります。
これらにより、経常利益は前期比150億円(12.8%)増加し1,323億円となりました。
また、特別損益は投資有価証券売却益を主因に前期比124億円増加し131億円の利益、法人税等は前期比152億円(42.7%)増加し506億円、非支配株主に帰属する当期純利益は前期比9億円(8.6%)減少し95億円となりました。
以上により、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比131億円(18.2%)増加し853億円となりました。
当連結会計年度末の資産合計は、前期末比4,019億円(6.2%)増加し6兆8,629億円、セグメント資産は為替変動を主因に前期末比3,394億円(5.9%)増加し6兆599億円となりました。
負債合計は、前期末比2,362億円(4.3%)増加し5兆6,860億円となりました。有利子負債は、前期末比1,636億円(3.4%)増加し4兆9,126億円となりました。
純資産合計は、前期末比1,657億円(16.4%)増加し1兆1,769億円となりました。主な要因は、為替換算調整勘定が1,062億円増加、利益剰余金が579億円増加したことであります。
この結果、自己資本比率は前期末に比べ1.5ポイント上昇し15.0%となりました。
詳しくはIRライブラリーをご覧ください。
セグメント別業績の概況
国内リース事業
売上高は前期比95億円(2.1%)減少し4,491億円、セグメント利益は13億円(5.5%)減少し228億円となりました。主な減益要因は、一過性損失の計上、人件費および物件費の増加、並びに為替変動の影響によるNTT・TCリース株式会社の持分法投資利益の減少であります。セグメント資産残高は前期末比14億円(0.1%)増加し1兆2,750億円となりました。
オートモビリティ事業
売上高は前期比364億円(10.8%)減少し3,007億円、セグメント利益は10億円(6.2%)増加し177億円となりました。主な増益要因は、リース満了車両の売却益の増加およびレンタカー事業における貸渡単価向上による利益率の上昇であります。セグメント資産残高は前期末比218億円(4.5%)増加し5,008億円となりました。
スペシャルティ事業
売上高は前期比223億円(7.2%)増加し3,345億円、セグメント利益は29億円(9.7%)増加し329億円となりました。主な増益要因は、不動産事業の伸長およびプリンシパル・インベストメント事業における売却益の増加であります。セグメント資産残高は前期末比1,477億円(5.2%)増加し2兆9,729億円となりました。
国際事業
売上高は前期比453億円(25.5%)増加し2,227億円、セグメント利益は54億円(48.9%)増加し163億円となりました。主な増益要因は、有価証券売却益および為替差益の増加であります。セグメント資産残高はデータセンター事業への投資増加を主因に前期末比1,545億円(18.8%)増加し9,772億円となりました。
環境インフラ事業
売上高は前期比12億円(2.0%)増加し608億円、セグメント利益は18億円(95.7%)減少し1億円となりました。主な減益要因は、バイオマス混焼発電事業の大幅減益および海外新規投資案件の資金コストの負担増加であります。セグメント資産残高は前期末比113億円(4.1%)増加し2,852億円となりました。