スペシャルティ事業分野

SPECIALTY
FINANCING

Unlocking the Future―未来の扉をひらく

多様なプロダクトにおいて高度な専門性をもとにユニークな事業性ビジネスを展開

スペシャルティ事業分野

高度な専門性を生かした事業展開で東京センチュリーの成長を牽引

セグメント資産残高
2 8,253 億円
セグメント資産残高構成比
49.4 %
当期純利益
300 億円

2024年3月末現在

Strengths当事業分野の強み

船舶、航空機、不動産、プリンシパル・インベストメント、ストラクチャード・ファイナンスなどの専門分野における高度な目利き力、付加価値の高いソリューション提供力、相互補完性の高い事業ポートフォリオが強みです。

各分野におけるトッププレーヤーとの堅固なパートナーシップを基盤に国内外でダイナミックに事業展開し、また常に新たな事業領域の創出にも挑んでいます。

機会

  • AI・DX・スマート・ロボティクス等の新技術の確立とビジネス領域拡大
  • 脱炭素社会への移行に伴う様々な商機の獲得
  • 企業の再編・カーブアウト潮流に伴う M&A 機会の増大
  • 人材流動性の高まりを捉えた高度人材の獲得

リスク

  • 人口減少に伴う各プロクダクツにおける国内市場縮小、労働力減少
  • 金利上昇、資源価格の高騰に伴う収益圧迫と消費低迷
  • 地政学リスクの顕在化と、リスク増大による環境変化
  • 取締役専務執行役員
  • スペシャルティ営業推進部門長

原 真帆子(はら まほこ)

高い専門性と環境変化への柔軟な対応により持続的な成長を目指す

スペシャルティ事業分野は、多様なプロダクトにおける高い専門性やグループ総合力をベースとしつつ、積極的なM&A展開や優良なパートナー企業との協業を通じて事業領域を拡大してきました。また、アセットのライフサイクルマネジメントに着目し、モノの開発、運用、リユース・リセールに至るまでを幅広くカバーするバリューチェーンの構築にも注力してきました。…

ESG/SDGs分野における新たな取組みが進捗

2023年度のスペシャルティ事業分野は、ストラクチャード・ファイナンス、航空機、船舶、不動産の各事業において、当社がマテリアリティとして掲げる「脱炭素社会への貢献」、「社会インフラ整備への貢献」に関連する取組みが進捗しました。
ストラクチャード・ファイナンスにおいては、住友林業グループ組成の「森林ファンド」へ出資・参画。本ファンド運営に携わることで、質の高いカーボンクレジットの創出に貢献し、また、新たな森林関連ビジネスの展開につなげてまいります。…

主要サービス

Major Offerings

不動産

優良パートナーと国内のオフィス・ホテルや海外データセンターなどの大型投資開発を行うとともに、国内の物流・商業施設等の不動産リースに取り組んでいます。

ストラクチャード・ファイナンス

オフバランスニーズ、キャッシュフロー改善ニーズをはじめとしたお客さまの多様なニーズに対して、オーダーメイド型のソリューションを提供しています。また、スペシャルティ事業分野のインキュベーターとしての役割も担っています。

プリンシパル・インベストメント(事業投資)

戦略的パートナーであるアドバンテッジパートナーズとともに共同投資を推進しています。大企業のカーブアウトや再生可能エネルギー、オーナー企業の事業承継等を注力分野に位置づけています。

航空機

100%子会社であるAviation Capital Group(ACG)を通じた航空機リースをはじめ、エンジンリース、ファイナンス、中古機体・部品販売まで、航空機のライフサイクルに応じたソリューションを提供しています。

船舶

船舶の建造資金・購入資金の融資・リースをはじめ、幅広いプロダクトを展開しています。また、バラ積み船を中心とした自社船事業などにも注力しています。

Project主な取り組み、実績

航空機
保有管理・発注済み機体数
(ACG含む)

488 ※1

経営ホテルブランド数

3 ブランド ※2

  • ※12023年12月末時点
  • ※2「Torch Tower」(東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH」街区)に誘致する、2028年度開業予定の「Dorchester Collection」を含む

世界に誇る日本の新たなランドマーク「TOKYO TORCH」 に、「Dorchester Collection」が出店決定

三菱地所株式会社と当社は、関係権利者の方々と共に開発中の東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる 「Torch Tower」高層部のホテルにウルトララグジュアリーホテル「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」を誘致することを決定しました。ホテルの開業は2028年度を予定しています。

TOKYO TORCHは、日本・東京の玄関口として「都心観光の核」となることを目指しており、この ホテルはその重要な構成要素の一つです。日本一の高さとなるTorch Towerの300m超の高層部に位置する当ホテルでは、東京湾や都市の夜景、そして都心の杜から富士山までを一望することができます。世界各地の歴史や文化にその名を刻んできたDorchester Collectionとの融合により、TOKYO TORCHならではの世界観を創り上げ、他では体験することのできない日本・東京の真のラグジュアリーの体験の創出を目指します。

ハイライトHighlight

電気運搬船や蓄電池などの開発・製造を行う株式会社パワーエックスへの出資を実施

ストラクチャード・ファイナンス

洋上風力発電の普及・拡大に向けて注目されている電気運搬船の開発・製造ならびに蓄電池を搭載した、EV用急速充電器用電池の製造・販売などを行う株式会社パワーエックスへの出資を実施しました。

マテリアリティ

脱炭素社会への貢献
技術革新に対応した新事業創出
社会インフラ整備への貢献
持続可能な資源利用への対応
多様なパートナーシップの活用による新たな価値創造

  • 3 すべての人に健康と福祉を
  • 7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 8 働きがいも経済成長も
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 12 つくる責任つかう責任
  • 13 気候変動に具体的な対策を
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

ストラクチャードファイナンス

洋上風力発電の普及・拡大に向けて注目されている電気運搬船の開発・製造ならびに蓄電池を搭載した、EV用急速充電器用電池の製造・販売などを行う株式会社パワーエックスへの出資を実施しました。

日本の再生可能エネルギー資源として洋上風力発電に注目が集まる中、その普及・拡大に向けて、パワーエックスが開発・製造する電気運搬船は早期の実用化が期待されています。当社は今回の出資を通して、パワーエックスが計画する蓄電池の普及サポートや電気運搬船事業へのファイナンス提供等の機会を得ることにより、脱炭素社会の構築に貢献するとともに、蓄電池プラットフォーム事業や電気運搬船事業を構想する同社とのビジネスシナジーを追求し、当社が目指す循環型経済社会の実現にも邁進してまいります。

「TOKYO CROSS PARK構想」への参画

不動産

内幸町一丁目街区(東京都千代田区)における「TOKYO CROSS PARK構想」に参画しています。

マテリアリティ

社会インフラ整備への貢献
多様なパートナーシップの活用による新たな価値創造

  • 3 すべての人に健康と福祉を
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

不動産

東京都千代田区の内幸町一丁目街区における「TOKYO CROSS PARK構想」に参画しています。

「TOKYO CROSS PARK構想」は、当地に根差した事業者10社(関係権利者、親会社を含む)の共創による、都心最大級の延床面積約110万㎡の開発プロジェクトです。北地区・中地区・南地区の3つの地区で構成され、16haの日比谷公園とつながるとともに、オフィスや商業施設、ホテル、住宅機能などを備える予定です。当社は、オフィスやホテル、ウェルネス施設などからなるサウスタワー(2028年度竣工予定)を擁する、南地区の事業者として本プロジェクトを推進しています。

アドバンテッジパートナーズとの共同投資第2号案件

プリンシパル・インベストメント

アドバンテッジパートナーズとの共同投資第2号案件として、昭和電工マテリアルズの蓄電デバイス・システム事業をカーブアウトし、新会社「エナジーウィズ」として営業を開始しました。

マテリアリティ

脱炭素社会への貢献
技術革新に対応した新事業創出
社会インフラ整備への貢献
持続可能な資源利用への対応
多様なパートナーシップの活用による新たな価値創造

  • 3 すべての人に健康と福祉を
  • 7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 8 働きがいも経済成長も
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 12 つくる責任つかう責任
  • 13 気候変動に具体的な対策を
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

プリンシパル・インベストメント

アドバンテッジパートナーズ(以下、AP)との共同投資第2号案件として譲り受けた、昭和電工マテリアルズの蓄電デバイス・システム事業をカーブアウトし、2021年より新会社「エナジーウィズ」として営業を開始しました。

当社は、この事業への投資を、APとの戦略的提携における共同事業投資案件と位置付け、当社の既存事業とのシナジーの創出を目指しています。特に当社が展開しているオート事業、再生可能エネルギー事業、データセンター事業などは、蓄電池が重要な技術・製品です。今後は、蓄電に関連する付加価値の高い金融・サービスの提供が可能になります。

また、当社はエナジーウィズに対し、当社の事業部や取引先紹介等による営業活動の支援、「蓄電ソリューションサービスプロバイダー」となるための新事業立ち上げ支援にも積極的に取り組んでいます。

本事業への投資を通じて、社会インフラの整備や、環境に配慮した循環型経済社会の実現に貢献していくことを目指します。

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