Strategy of TC Transformation
LOOKING
AHEAD
10 YEARS
東京センチュリーの未来の成長を担うのは今の20代、30代の従業員です。どのような人材が東京センチュリーに集まって、どのような想いを持って仕事に取り組んでいるのか。お客さまとの挑戦を実現する最前線にいる4人の従業員の座談会をお届けします。
- 入社8年目(キャリア採用)。
スペシャルティ事業分野に所属し、現在は当社の出資先であるPEファンドのアドバンテッジパートナーズ(AP)に出向中。 - 木水 祥|Kimizu Sho
- 入社10年目(新卒採用)。国内リース事業分野に所属し、首都圏エリアのリース営業を経て、社内公募制度により現在は法人向けリース・ファイナンスなどの営業に従事。
- 谷口 祥子|Taniguchi Shoko
- 入社2年目(キャリア採用)。オートモビリティ事業分野に所属し、現在はオート関連の新規事業創出を担う次世代 オートモビリティ部に所属。
- 小池 椋|Koike Ryo
- 入社7年目(新卒採用)。国際事業分野に所属し、シンガポール現地法人にてオートリース業務を経験。現在は東南アジアを中心とする現地法人の事業開発に従事。
- 杉浦 さくら|Sugiura Sakura
数ある企業から東京センチュリーを選んで入社した動機とは
- 木水
前職は金融機関に在籍していましたが、エクイティ投資など金融機関では制限されてしまうような自由度の高いプロジェクトに挑戦したいという想いを持っていた矢先に当社と出会いました。私の入社当時は、スペシャルティ事業分野で航空機事業や、新たな収益の柱としてプリンシパル・インベストメント事業の拡大をねらったM&Aを積極的に進めている最中の時期であり、即戦力として若い頃から大きな投資案件に挑むことができて、やりがいを強く実感しています。
- 谷口
当社は金融業界の中でも比較的自由度が高い会社だと思いますし、それに加えて私は当社で「働く人」に魅力を感じたことが大きいです。学生時代に参加したインターンシップで当社のリース営業担当者の商談に同行し、お客さまと一緒になって仕事を創り上げていく過程、そして常にアンテナを張り、さまざまな業界のお客さまに対して巧みに提案している姿を見て、“このような仕事ができる人になりたい”と強い憧れを抱いたことがきっかけです。
- 小池
皆さんも同じことを感じているのだなと思いました。私も、取り組める事業の自由度と「働く人」に惹かれ、入社の決め手にもなりました。当社の採用面接時に、志望動機やビジョンなど形式的な質問だけではなく、“この人と一緒に働きたいか”という軸を重視しているのだなと感じる質問内容が多かったです。私の所属しているような新たな収益事業や提供価値を創ろうとする組織には、心理的安全性やフラットさが重要だと思うので、こうした要素を兼ね備えた組織で実現したいことに挑戦できるという期待感につながりました。
- 杉浦
自分を飾る必要がなく、ありのままを受け入れてくれる会社だと感じています。学生時代の就職活動では、自身の強みをどのように活かせるのか?自分を快く迎え入れてくれるのだろうか?という不安が大きかったのですが、採用担当者の方が親身になって接してくださったことが印象に残っています。もう一つは海外留学の経験を通じて、グローバルに活躍する人材になりたいという想いを軸に就職活動を行っていたので、海外事業を積極的に推進しているところも魅力に感じました。
「中期経営計画2027」の基本方針「TCX」の推進に必要な要素とは
- 谷口
ポートフォリオ・トランスフォーメーション(PX)は必ず話題に上がりますし、日々の業務で意識することが多いです。国内リースは事業環境が厳しいこともあって、単なる金融機能の提供だけでは生き残れないという危機感を全員が持っているのと、PXとはこれまでのようなボリュームありきではなく、収益性を高めるための手段であるという共通認識を持てていると思います。付加価値を加えた提案などリターンをねらった案件が増えてきているなと感じますね。
- 杉浦
国際事業分野でも、各案件の収益性を重視するように意識しています。東京本社の従業員のPXに対する理解は進んできていますが、難しいのは現地法人で働くGE(Global Employee)への浸透だと感じています。GEは目の前の営業活動に注力して数字を伸ばすことが大きなミッションでもあるので、バランスを取りながら既存のビジネスを変革して収益性を高め、それが数字として表れるまでには時間が必要だと思います。
- 小池
人材・組織のトランスフォーメーション(HRX)は推進されていると実感しています。特に研修制度など人事関連のサポート体制は非常に充実していると思いますし、人材価値の向上について会社が真剣に取り組んでいるのだなと身をもって感じています。一方でデジタル・トランスフォーメーション(DX)の推進については、DXを通じて最終的に成し遂げたいビジョンを従業員全員が持っておくことが重要だと考えています。直面している課題に対してどのようにデジタル技術を活用して解決できるのかを議論し、目指す姿に向かって、具体策をより明確にしていくことができればと思います。
- 木水
そうですね。DXに加えてグリーン・トランスフォーメーション(GX)もありますが、どれも当社の成長に必要な要素であることは理解できるので、あとは各従業員が自分の業務に落とし込んで肌感覚を持つプロセスが必要ではないでしょうか。自分の業務に置き換えるとどのような事例が考えられるのか、日々考えることで自分ごととして捉えるようになれば、現場に浸透していきやすいと思います。

お客さまやパートナーとともに挑戦を実現するために大切にしていること
- 木水
当社がお客さまやパートナーと一緒になって挑戦を実現するために、単なる資金提供だけではなく、お客さまやパートナーとともに経営課題を見つけ根本的に解決することを意識しています。お互いに得意分野が異なる中、密接なコミュニケーションや徹底した議論を通じて、単なる足し算に留まらない効果を生み出すことが結果的に当社の収益寄与に通ずると考えています。私が出向しているPEファンドでは、投資先の経営体制やビジネスモデルに潜む課題を投資先の皆さまと一緒になって一つひとつ解決していき、永続的に成長できる企業への発展を通じてすべてのステークホルダーが経済価値を享受できるよう日々活動しています。投資先の経営者や従業員が何に困っているのか、そこに当社がどういったソリューションを提供できるのか、お互いがWin-Winの関係になることを見据えた挑戦を続けることが非常に重要ではないかと思っています。
- 谷口
木水さんのお話と似ていますが、お客さまとの信頼関係の構築、これに尽きると思います。単にお客さまと頻繁に会うというだけではなく、お客さまの求めるニーズを先取りして色々な角度から提案をぶつけてみることで、例えばお互いに新たな一面を知るきっかけになったり、次のステップに向けた話が具体化していくことにつながったりと可能性を広げられるような関係性を意識しています。当社のパートナー戦略を軸にすると、お客さまに対してさまざまな座組みで説得力のある提案ができるので裾野が広がりますし、当社独自の競争力の一つとしてアピールしていきたいですね。
- 杉浦
現地法人と海外でパートナー開拓を行う際に意識していることは、それぞれの視点に立ち、お互いにとって魅力的な戦略を考えて提案することです。例えば、現地のどのパートナーと組めば自社およびパートナーの事業拡大につながるのか業界動向を調査、協業したいターゲット企業のWebサイトや掲載資料などを読み込んで課題(ニーズ)の仮説を立て、現地法人と連携してアプローチしています。
- 小池
オートモビリティ事業はエンドユーザーに近いビジネスも多いので、オートモビリティ営業推進部門長の大杉専務が大切にしている「マーケットイン」の思考を常に意識して業務に取り組んでいます。新しいビジネスの種を見つけるためにはどのマーケットにどんな課題があって、どのパートナーと課題解決に取り組んでいくのがベストなのかを探索するプロセスが必要ですので、最も重要なマーケットニーズの捕捉は常に意識しなければならないと思っています。パートナーとともに挑戦を実現するという軸はもちろん持っていますが、挑戦の主体はあくまで当社(自分たち)なのだという精神も忘れずにいたいですね。
東京センチュリーでそれぞれの目指すキャリアを築いていく
- 木水
新しいことにどんどんチャレンジして突き進んでいる実感、自分が描いていたキャリアパスを順調に進んでいる実感のどちらもありますし、東京センチュリーという大きなプラットフォームを通じてまだまだ人として成長していきたいという気持ちを持っています。それは知識やスキルだけではなく、一緒に仕事をして“楽しい”だとか“何か面白いことが起きそう”と思ってもらえるパーソナリティを兼ね備えた人になることが私の理想です。
- 谷口
壮大なことでなくても、東京センチュリーや自分自身が介在したことで少しでも世の中が良くなるような、社会課題解決につながるビジネスに携わりたいという想いを持っています。「東京センチュリーと一緒に仕事をして良かった」と感謝され、社会から求められる存在になることを目指して仕事をしたいなと思いますね。そのためにはまだまだ専門知識も勉強しなければならないですし、人としての引き出しや魅力を広げるための努力も必要だなと感じています。
- 小池
私は「自分がこうなりたい」というより「社会に貢献したい」という視点の話になるのですが、車を持つことや使うことによって皆さんの人生がより豊かに、より幸せになる社会にしたいなという想いを持って仕事をしています。特に若い世代の車離れなどが話題に上がる時代ですが、「車を購入する・保有する」という選択がしづらい社会に変容しています。そういった方たちにとって車がより身近な存在になり、生活の幸福度・満足度の向上につながるようなサービスや事業を当社で創り上げていきたいと思いますし、その取り組みを先導する人材になりたいと思っています。当面の目標はオートモビリティ事業分野が「中期経営計画2027」で掲げている「No.1モビリティ・サービスカンパニー」を目指すことですね。
- 杉浦
私も小池さんのお考えに近いですが、自分が携わるビジネスを通じて、人々の生活や経済が豊かになることに貢献したいという気持ちを持って進みたいキャリアを歩んでいます。例えばQRコード決済の普及によって、これまで銀行口座やクレジットカードを持つことのできなかった人々にも利便性の高いサービスを届けることができるような世の中に変わってきていますし、当社の強みである金融サービスも同じような価値を創出して、社会課題を解決できるようなビジネスを生み出すポテンシャルは大いにあると思っています。そのようなキャリアを叶えるために、日々の業務に一生懸命に取り組んでいきたいと思います。