Our Strategies for Sustainable Growth
スタートラインに立ったあなたの挑戦が、
次の挑戦者への道しるべとなる。
人材を募集する部門が要件を開示し、応募者から登用する「キャリアチャレンジ制度」。東京センチュリーは、成長したいという意欲を持つ従業員が、自らの意思でキャリア形成に挑戦できる機会を提供しており、導入された2020年度から現在まで、計88名が希望部署へ異動しています。その中からさまざまなキャリアを持つ3名に登場してもらい、この制度の魅力、従業員の挑戦と成長をサポートする当社の環境や企業風土について語ってもらいました。
- 松本 日高|Hidaka Matsumoto
- 入社13年目。新卒で入社し、首都圏の法人営業に従事。出産・育児休業からの復職後、2022年キャリアチャレンジ制度を活用し、オートモビリティ営業統括部に異動。
- 湯沢 慶一|Keiichi Yuzawa
- 入社37年目。情報通信機器などのリース営業、e-ビジネス、管理部門の管理職を歴任。2025年キャリアチャレンジ制度を活用し、サステナビリティ推進部に異動。
- 山下 雄大|Yuta Yamashita
- 入社8年目。新卒で入社し、建設機械および産業・工作機械の法人営業に従事。2023年キャリアチャレンジ制度を活用し、プリンシパル・インベストメント部に異動。
自らの選択で異動し、キャリアアップを実現する
まずは皆さんがキャリアチャレンジ制度に応募した動機を聞かせてください。
- 湯沢
私は36年前に入社して以来、営業、e-ビジネス、総務部とさまざまな部署を経験してきました。ここ数年、社内では次世代の中堅社員が次々と管理職に登用され、組織に新しい活気が生まれているのを肌で感じていました。会社にとって非常に良い変化だと感じると同時に、自身の年齢を鑑みて、自ずと「世代交代」を意識するようになったのです。定年も視野に入ってくる中で、「次に異動する機会が、おそらく最後の職場になるだろう」と考えるようになりました。これまでのキャリアは、すべて会社の辞令による異動でした。ですが、キャリアの最後ぐらいは自分で行きたい部署を選んでも良いのではないか、そう考えたことが、キャリアチャレンジに手を挙げた理由です。また、松本さんや山下さんのように、キャリアチャレンジを利用して異動した方々が、みんないきいきしていたので、羨望の想いがあったのかもしれません。サス部(サステナビリティ推進部)は、まだ発足して間もない中で、社会のさまざまな要請に応え、会社としての方針や見せ方を短期間でまとめ上げており、そのダイナミックさや活気に惹かれ、異動を希望しました。
- 松本
私の場合、3年間の産前産後休業、育児休業を取ったことが転機となりました。復帰後、同期と差がついたのではないかという不安があったり、産休・育休前と同じ部署で以前と同じことをやっていることに焦りを感じたりしたのですが、まだ子どもが小さいうちは業務時間外に勉強したり、資格を取ったりする余裕がなかったんですよね。そんな漠然としたモヤモヤを抱えた中、社内のキャリアデザインに関する情報やセミナーで、会社を活用したキャリア形成の考え方を知りました。普段の業務の中で知見を広げることもキャリアアップの一つだと教えてもらい、「私にできるのはそれだ」と思ったのが、キャリアチャレンジの動機です。せっかく挑戦するならまったく別のことをやりたいと思い、常に「外」を向く営業の現場から、子会社の経営管理や事業分野間の連携推進といった「内」の連携が重要なオートモビリティ営業統括部に異動しました。
- 山下
私は新卒で入社して8年目になりますが、最初の5年間、建機・産機営業部(現:法人営業第四部)というところにいました。国内リース事業分野の中でも建設業と製造業に特化した専門部でしたので、社内では非常に特殊な分野の仕事をしていたと思います。担当先のほとんどがオーナー企業で、お客さまとの会話を通じて、後継者不足による事業承継の問題を肌で感じていました。この社会課題の解決策の一つとして、次第にM&Aへの興味が湧いてきました。
それでキャリアチャレンジを活用して異動したのが、事業投資を行うプリンシパル・インベストメント部です。現職では新規投資の検討・実施や投資先のバリューアップなどを担当しています。
皆さん、前部署での経験は現在の業務に活きていますか?
それともキャッチアップのほうが大変でしたか?
- 湯沢
私は2025年3月まで丸7年総務部に在籍していたので、CO2削減に向けた施策などの業務をそれなりにやってきたつもりでしたが、実際異動してみると、サス部の深さに驚かされました。しかもカタカナや英字の略語、略称が飛び交っている。やはり私の年代で異動して新しいことを吸収するには、それなりのエネルギーが必要です。わからないことがあったら若い人たちにも積極的に聞き、eラーニングなどにも取り組む日々です。
- 松本
私は業務上、サス部と連携する機会がよくあるのですが、湯沢さんが来られてからのサス部は変わったように感じます。というのも、以前より事前の調整やアナウンスはいただいていましたが、それがより丁寧でわかりやすいものになったと感じます。湯沢さんは総務部に長くいらしたので、全体の調整をされてきた経験が部内で活かされているのではないかと感じています。
- 湯沢
松本さん、ありがとう。慣れないことばかりで必死な毎日ですが、そう見ていただけていたと知り、少し安心しました。
- 松本
私自身、以前の経験が活きているのかというと、お客さまと向き合う仕事から社内や関連会社と向き合う仕事になったので、当初は合意形成の難しさをすごく感じました。その中でも案件をクローズに向かって進めていくときなどは、営業の経験が活かされていると実感しています。異動してから3年経ち、だんだんと慣れてきた感覚がありますが、慣れて終わりじゃだめだなと思って、自分のペースで挑戦は続けていきたいと考えています。以前は余裕がなかった資格取得にも挑戦しています。
何歳になってもチャレンジできる会社
- 山下
実は私の場合、前部署での国内リース営業、特に建設業と製造業に特化した経験が、今の業務にとても活かされています。部内では、この領域の「尖った知識」を持つ存在として、チームに貢献できていると感じています。これまでの経験から、業界の全体像やバリューチェーン、ビジネスモデルの仕組みをある程度理解しているので、これらの業界における新規投資の検討時には、スムーズに勘所を押さえることができました。M&Aは理論的な知識がとても重要ですが、その事業を高い解像度で理解することも不可欠なので、前部署での経験が活かせる業務に携わる際は、一貫したキャリアのつながりを感じます。
国内リースからプリンシパル・インベストメント部への異動は、一つのモデルケースになるかもしれませんね。
- 山下
そう思います。第一に、国内リース事業分野はお客さまとの幅広いネットワークを持っています。普段のお付き合いの中でお客さまが抱える課題を伺う機会もあるわけですが、中でも事業承継やさらなる成長戦略といった資本性のお悩みの解決策として、当社による投資が一つの選択肢になるようであれば、非常に面白いと思っています。つまり、私たちが築いてきたお客さまとの信頼関係を活かして、ともに事業をバリューアップしていくことができる。そこに大きな可能性を感じています。東京センチュリーとして、お客さまからご相談があれば、リースやファイナンスの枠を超えて、どんなことにでも対応でき、どんな提案もできるようになる、そういう姿が理想ですね。
皆さんがキャリアチャレンジ制度を利用したとき、周囲からどんな反応がありましたか?
- 湯沢
反応はさまざまありましたが、私と同世代には気付きになったという人が結構いました。ベテラン勢もこの制度に目が向くようになったら良いなと思います。「若手のための制度」というイメージが先行し、私たちベテラン勢が手を挙げるのをためらわせてしまう、そんな誤解が一部にはあるのかもしれませんが、会社全体で言えば、誰が手を挙げても理解されるようなそういうムードにはなってきていると感じています。
何歳になってもチャレンジできる会社であると、湯沢さんに勇気をもらえたという人は多いと思います。
- 湯沢
ベテランになってから新しい部署で苦労するのは嫌だなと誰しも思うことでしょう。けれど、ベテランになっても、知らない世界がまだあった。会社の新しい一面を見られるのは、それはそれで楽しいものです。
- 松本
私の場合、いろいろな経験をされた部長さんや皆さんから、「視野が広がるから絶対に良い経験になるよ」と応援していただきました。「挑戦」と一言で言っても、その熱量やレベル感は人によってさまざまですよね。例えば、山下さんのように明確な目標を掲げて専門性を高めていくという、言わば「ストイックな挑戦」もあれば、私のように日々の業務を通じて、何か新しいことにチャレンジしたいという「キャリアの幅を広げる挑戦」もあるはずです。
キャリアチャレンジ制度の本当に素晴らしいところは、その両方の気持ちをしっかりと受け止めてくれることだと思います。高い目標も身近な目標も、従業員一人ひとりの「挑戦したい」という想いをすくい上げてくれる。多様な従業員の想いに応えてくれる懐の深さを持った良い制度だと思いますし、ぜひ残していってほしいなと思います。
- 山下
私にも背中を押してくれた上司や先輩がいて、「行きたいところがあるなら制度を使ったほうがいい」という話をしてくれました。異動先の部長も私の経験を理解して、期待する役割を明確に示してくれたので、非常にスムーズに新しいスタートを切ることができました。異動の前後を通じて本当に手厚いサポートを受けることができたので、当社には、従業員の挑戦を応援し、後押ししてくれるカルチャーが根付いていると感じています。
誰かの挑戦は次の誰かの挑戦を生む
今後のキャリアプランと、会社に期待する制度や環境についてお聞かせください。
- 湯沢
新しい世界に挑むにあたっては、これまでの経験で得た「引き出しの中身」をいつでも取り出せるように日々過ごしていく必要があるのだろうと思っています。世の中の変化に対して常にアンテナを張っていて、時機を捉えてあれを出せる、これも出せる、というふうに自分の中で整理しておきたいということです。一昔前とは違い、年齢性別を問わず活躍の場が広がっていて、これがさらに広がることに疑いの余地はないと思いますが、ベテラン勢もキャリアチャレンジに手を挙げることをためらわなくて済むような表現や一工夫だけで、より良い人材の流動化が起きるのではないでしょうか。誰もがいろいろな「引き出し」を持っていて、新しい部署に異動すれば、また違う引き出しの使い方ができるはずです。
- 松本
私は今社会人13年目です。そろそろ何か自分の道を一つに絞って、その分野を突き詰めていかないといけないと焦っていましたが、湯沢さんの今日のお話を聞いていたら、キャリアはそれだけではないような気がしてきました。これからも年齢に関係なく「これをやってみたい」と言える雰囲気の会社であってほしいと思います。
- 山下
私は自分の将来のイメージがまだつかめていないというのが正直なところですが、今ひたすら目の前のことに専念していれば、次にやりたいことも出てくるんじゃないのかな、と。そのとき、松本さんが仰ったように、やりたいことがやれる環境があると助かりますよね。
最後に、皆さんにとって「挑戦とは何か」ということを一言で表現してください。
- 山下
挑戦というのは、自己実現なのかなと思います。目標に向かって挑戦している人ほど活気にあふれていて、そういった姿が周囲にもポジティブな影響を与えている印象です。
- 松本
挑戦とは、私にとってはマラソンです。自分なりのゴールを設定してスタートを切るわけですが、マラソンが苦手な私からすると、スタートラインに立つこと自体が既に挑戦だと思っています。
- 湯沢
挑戦とは何か…。なかなか一言で言い表すのは難しいのですが、誰かの挑戦は次の誰かの挑戦を生むものだと感じています。つまり挑戦とは、自分だけじゃなく、誰かを動かすエネルギーになるものだと、そう実感しています。