再生可能エネルギー電源併設型蓄電池の運転開始について

  • 環境

当社グループの京セラTCLソーラー合同会社が運営・管理する熊本・荒尾メガソーラー発電所(発電出力 1,990kW、2015年3月運転開始)において、併設する蓄電池 (容量 3,051kWh、以下「本蓄電池」)の運転を2024年6月1日に開始しましたので、お知らせいたします。また本蓄電池の運転開始に伴い、売電方式をFIT制度からFIP制度へ移行いたしました。 

再生可能エネルギーの導入量増加に伴い、特に九州エリアでは出力制御が頻発しています。一方、太陽光発電所の出力が低下する朝方や夕方、夜間は再生可能エネルギーからの電力供給が不足し、一般送配電事業者が火力発電所の出力を上げるなどの需給調整が行われている状況です。 

2022年に開始したFIP制度は、再生可能エネルギーの市場統合と投資インセンティブの確保を目的とした制度設計が行われ、電力市場や蓄電池を活用した取組みが推進されています。熊本・荒尾メガソーラー発電所は、Tensor Energy株式会社が提供する運用プラットフォームを活用して本蓄電池の充放電を最適化することにより、出力制御の影響を抑制し、需給バランスの安定化に貢献するとともに、再生可能エネルギーを最大限活用することを目指してまいります。

併設型蓄電池.png

各社の役割

京セラTCLソーラー合同会社 発電事業者、蓄電設備の所有
東京センチュリー株式会社 電力需給管理
Tensor Energy株式会社 太陽光併設蓄電池の運用プラットフォームの開発、提供

事業体制図

事業体制図r.png

会社概要

会社名 京セラTCLソーラー合同会社
所在地 東京都千代田区神田練塀町3
代表者 代表社員 東京センチュリー株式会社 職務執行者 荻野 広明                
出資者 東京センチュリー株式会社81%、京セラ株式会社19%
事業概要 全国90ヶ所の太陽光発電所の運営・管理
会社名 東京センチュリー株式会社
所在地 東京都千代田区神田練塀町3
代表者 馬場 高一
事業概要

国内リース事業、オートモビリティ事業、スペシャルティ事業、国際事業、環境インフラ事業  

会社名 Tensor Energy株式会社
所在地 福岡県福岡市中央区大名2-6-11
代表者 堀 菜々、フィルター ヴィンセント
事業概要

再生可能エネルギー発電所と蓄電池のオーケストレーションプラットフォームの開発、販売、運営等

参考

Tensor Energyが運用プラットフォームを提供する、熊本県の京セラTCLソーラー太陽光発電併設蓄電池が運転を開始
(2024年6月3日付 Tensor Energy株式会社 プレスリリース)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000096424.html

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