地球規模の社会課題を解決に導く、永遠のベンチャー企業でありたい

東京センチュリー株式会社 代表取締役社長の藤原弘治でございます。

日頃、ステークホルダーの皆さまには格別のご高配、ご支援、ご愛顧を賜り、心から御礼申し上げます。

当社は、「事業の成長に挑戦するお客さまとともに、環境に配慮した循環型経済社会の実現に貢献」することを経営理念に掲げております。一方、時代は大きな転換期を迎え、世界には多くの社会課題が山積しています。地政学的な緊張とグローバル化の変容、AI・デジタル革命の進展、地球温暖化の進行等がクローズアップされる一方、日本でも、30年間続いたデフレからの脱却、金融政策の転換、少子高齢化や人口減少の加速など、同時多発的な構造変化がもたらす、複雑で多様な社会課題に直面しています。

こうした変化は、東京センチュリーが掲げる「循環型経済社会の実現」を妨げるリスク要因ともなり得ますが、これを転機と捉え、社会課題解決の好機とし、より良い世界、サステナブルな世の中を創るチャンスにもなると考えております。2009年の合併以来、当社は、常に時代の変化に沿った新しい価値を創出しながら、事業領域を拡大し、「金融×サービス×事業」を融合した、独自のビジネスモデルを構築してきました。こうした挑戦と開拓の精神、いわばベンチャースピリッツこそが当社の根幹であり、世界に溢れる社会課題を解決に導く礎になるものと信じております。

10年後の世界は不透明ですが、脱炭素社会の実現に向けたエネルギー問題や通信の高度化とAIの急速な普及に代表されるデジタル革命は、これまで経験したことのない変化とスピードが要求される経営環境を突き付けてくることになるでしょう。こうした環境において、中長期的な成長の原動力となる当社グループの強みは、競合他社にはない豊富な事業パートナーとの共創力にあります。金融・サービス企業として磨き上げたノウハウと、高い専門性を有する多様な人材が、業種を超えた幅広いパートナー企業との事業連携を可能にしており、さまざまな企業からオファーをいただいております。

今日では環境保全・資源維持に対する意識が定着しつつあり、また、サブスクリプションビジネスが一般化するなど、消費の対象がモノ自体よりも、それを利用して得られる利便性や体験に比重が置かれています。そこで、私たちは、モノの再利用やリサイクルを促進するとともに、モノの価値に着目し、パートナーが持つ機能を掛け合わせ、さまざまな形でお客さまにお使いいただくことで、サービスの提供につなげていきたいと考えています。そうしたモノのライフサイクルマネジメントを通じて、人々の生活を豊かにし、循環型社会の観点から、動脈経済だけでなく静脈経済まで一貫して携わることでお客さまとともに社会価値を創出してまいります。

「その挑戦に、力を。」

このスローガンには、「お客さまの挑戦」をサポートすること、「会社が社員の挑戦を後押し」すること、それらの推進によって、お客さま・従業員の挑戦が促され、より良い社会の実現と当社の持続的成長につながる、という意味が込められています。当社にとって最大の財産は、人(ヒト)です。そこで、人的資本の強化と企業風土の刷新に取り組み、自発的に挑戦に取り組む環境、働きやすさと働きがいを感じる職場、会社への貢献が報われる評価体系、ダイバーシティ(多様性)溢れるカルチャーを整えます。私は、リーダーとして自ら先頭に立ち、ステークホルダーの皆さまから信頼され、尊敬される会社にする、そのことを通じて企業価値を向上させることに全力を傾けることをお約束します。

代表取締役社長

藤原 弘治

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