• 社会

東京センチュリーは、株式会社QDレーザ(以下QDレーザ)が開発した網膜走査型レーザアイウェア「RETISSA® Display Ⅱ」を、全国盲学校長会(東京都文京区)を通じて、全国各地の盲学校および視覚支援学校に寄贈しました。

RETISSA® Display Ⅱは、眼鏡に内蔵された超小型プロジェクタで装用者の網膜上に直接映像を描き出すという、レーザ網膜走査技術「VISIRIUM®テクノロジ」*を採用したヘッドマウントディスプレイです。眼のピント調節機能の影響を受けにくいので、眼鏡やコンタクトレンズ等を用いずに、カメラ・パソコン・タブレット・スマートフォンの映像を視聴できます。

 

盲学校・視覚支援学校におけるRETISSA® Display Ⅱの活用は、生徒たちのパソコンをはじめとするICT(Information and Communication Technology、情報通信技術)機器操作の可能性を広げ、コンピュータスキルの向上による就労支援につながると期待できます。

 

QDレーザは、富士通株式会社のスピンオフベンチャーとして2006年に設立され、半導体レーザに関する独自のコア技術を用いて事業を展開しています。主要事業の一つである視覚支援事業では、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受けて網膜走査技術を開発し、RETISSAシリーズを実現しました。

 

東京センチュリーは、QDレーザに2008年より出資を行い、現在第2位の株主となっています。この度「見える」をあきらめないというQDレーザの企業信念に加え、視覚に障がいのある生徒たちのQOL(Quality of life)を向上させたいという盲学校・視覚支援学校の先生方の思いに共感し、RETISSA® Display Ⅱ 20台を、東京都立文京盲学校をはじめとする全国の盲学校・視覚支援学校等に寄贈しました。

今回の寄贈が、RETISSA® Display Ⅱを使った児童・生徒の皆さんの学習効果向上に結び付き、よりよい将来をつかみ取る一助となりますことを希望しています。

 

* VISIRIUM®テクノロジ

https://www.qdlaser.com/applications/eyewear/

体験者インタビュー

https://www.retissa.biz/blog/categories/retissa%E4%BD%93%E9%A8%93%E8%AB%87

サステナビリティ トップ

ページトップへ戻る