Chapter1 ビジネスが違う。

なぜ社名から「リース」をはずしたのか?

私たちは、2016年10月、「東京センチュリーリース」から「東京センチュリー」に生まれ変わりました。

社名から「リース」をはずすということは、皆さまから見ると少しの変化に過ぎないかもしれません。
しかし私たちにとっては、リースだけにこだわらない新たな領域への事業展開を指向していく、大きな決意表明だったのです。

リース業とは、皆さまがご存知のように、コピー機やパソコンといったオフィス機器、工場の設備や機械などを長期間賃貸する、金融に近いビジネスです。

他方、「モノ」が必ず介在するリースは、3R(リユース、リデュース、リサイクル)に通じる言葉でもあり、「モノ」の価値に着目し、有効活用するということがビジネスの根幹であるともいえます。

リースの世界に50年以上身を置いてきた私たちは、その経験と知識を活かし、金融のみならずサービスを提供し、事業をも通じてお客さまの付加価値を更に高めていく決意を、明確に宣言したわけです。

クルマという「モノ」に着目し、安心・安全なサービスに基づくオートリースやレンタカーなど、様々な形の移動手段を提供してきましたが、「モノ」の範囲を航空機、船舶、不動産などにも拡大し、さらには、ソーラーパネルのリースに留まらず、太陽光発電に代表される再生可能エネルギーなどの事業そのものにも取り組む新分野にも進出してきました。

日本国内で培ったノウハウを活用し、発展著しいASEANの新興国をはじめ、グローバルにサービス・事業を展開しています。

その結果、2018年3月末決算では将来の収益の源泉となる事業分野別セグメント資産残高において、「従来型のリース」以外のビジネスが全体の5割を超えました。

[ セグメント資産残高 ]

  • 2009年3月末
  • 2018年3月末

「従来型のリース」とは・・・主としてオフィス機器、工場設備・機械などを対象としたファイナンス・リース

「従来型のリース以外」のビジネスとは?

千葉・山倉水上メガソーラー発電所

北海道・北見
メガソーラー発電所

京都・伏見
メガソーラー発電所

滋賀・矢橋帰帆島
メガソーラー発電所

岡山・下山池
メガソーラー発電所

2018年3月末現在 全国75ヶ所 総出力235.5メガワット

たとえば、水上設置型として最大級の千葉・山倉水上メガソーラー発電所。

この発電事業を運営しているのは、私たちのパートナー企業である京セラと共同出資した「京セラTCLソーラー合同会社」です。

「従来型のリース」の範囲では、太陽光パネルの長期間賃貸や財務サポートまでの関わりでしたが、ここでは、私たちが太陽光の発電事業そのものを運営しています。他にも閉鎖ゴルフ場跡地や遊休地などを有効活用し、すでに全国約70か所以上、総出力230メガワットを超える規模で発電・売電事業を展開しています。

この太陽光発電事業のように、パートナー企業とともに私たちが事業主体となる。
これが私たちの指向する「従来型のリース」以外のビジネスなのです。

「パートナー企業×東京センチュリー」というビジネスモデル

この太陽光発電事業には、私たちならではの4つのポイントが凝縮されています。

  • 志を同じくするパートナー企業と協働する事業運営
  • 循環型経済社会の実現への貢献
  • 「自由度」の高い絶妙なポジションの活用
  • 高い専門性とファイナンスノウハウ

つまり、パートナー企業とともに、各社の得意分野と専門性を活かしながら社会課題を解決し、循環型経済社会の実現に貢献できる領域において事業を発展させていく。
――これが私たちだからこそ可能な、ビジネスモデルなのです。

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私たちのビジネスモデルの成果

このビジネスモデルは、「従来型のリース」以外のビジネスを成長させる大きな原動力となり、その成果は業績の伸長という形にも表れています。

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2009年と比較して大きく伸びた時価総額も、このビジネスモデルによる私たちの将来性が評価されたものと考えています。

では、私たちはどのようにしてこのビジネスモデルを軌道に乗せたのでしょうか?

Chapter2 危機感