
ライフステージの変化やキャリアアップなど、さまざまな理由で一度退職した社員が再び同じ会社に戻る「カムバック採用」。退職した社員は、以前の経験に加え、社外での経験やスキルを活かして、元の職場で即戦力として活躍できるため、企業側にとっても大きなメリットがあります。東京センチュリーでは、キャリアの選択を尊重した上で、再び活躍できる場所としてカムバック採用※1(再雇用制度※2含む)を行っています。
今回は、ライフステージやキャリアの変化を経て、再び東京センチュリーで働くことを選んだ3人の「カムバック・ストーリー」をお届けいたします。経験を通じて感じた思いや、同社に戻ることを決めた理由について語り合いました 。(※本対談はダイバーシティパンフレットでもご覧いただけます。)
(※1)カムバック採用:転職などのキャリアアップ等の理由により退職された元従業員に再び東京センチュリーで活躍してもらうための中途採用の仕組み。
(※2)再雇用制度:パートナーの都合、家族の介護、子の養育のため退職した社員を再雇用する制度。

左から、篠原 雄希さん、澤田石 里菜さん、佐藤 誠司さん
キャリアの選択を尊重し再び活躍できる場所
~会社にはカムバックを支えてくれる人がいる~

澤田石
私は、育休中に夫が海外赴任することになり、帯同するため一旦退職しました。会社を離れていた間は、海外で専業主婦をしながらほぼ娘との時間を過ごしていましたね。結局2年で帰国し、そのタイミングで娘を保育園に預け、私は社会復帰を目指すことに。東京センチュリーには再雇用制度があり、安心して働ける環境であることも十分わかっていたので、復帰する際は東京センチュリー一択で、再雇用制度に応募しました。お二人はどんな経験をされてきましたか。
私は、東京センチュリーではタイとフィリピンに駐在し、現地法人の設立や会社統合などを経験しました。現地法人の設立のプロセスは大変でしたが、混沌とした中で会社を作ることが面白かったんですね。帰国後、「もっと新しい経験がしたい」「会社設立や統合に関わりたい」と思い、コンサルティング業界に転職しました。

佐藤

澤田石
その後東京センチュリーにまた戻られたということですよね。
はい、転職先では、IT企業のクライアントが多く、IT系の知識は必須でした。自分のスキルや強みを活かすには、やはり金融業界が一番だと感じたので、カムバック採用に応募しました。

佐藤

篠原
私の場合は、入社以来ずっと経理部でしたが、他の会社の経理業務を経験してみたいと思い、29歳で他の業界に転職しました。実際に他社で働いてみて、東京センチュリーの経理システムや組織がとてもしっかりしていることを実感しましたね。

篠原「コロナ過の直前に子どもが生まれたことで、各種制度が整っている東京センチュリーに
カムバックしたいという思いがさらに強まりました」
【カムバックのメリット】~離れたことで見えた自分らしさやTCらしさ、人の温かさと働きやすい制度と環境が魅力~

澤田石
私は復帰してから、まず自分の仕事の仕方が変わりました。以前は、完成度を重視して業務に時間をかけていましたが、短時間勤務で復職し、これまでと同じやり方では疲弊するだろうな、と。今は、優先度を見極めて、限られた時間でできるところまでやる。一旦報告や共有をして、ブラッシュアップしていくというスタイルになり、自分らしく働けていると思います。おふたりは他社を経験して変わったことはありますか。
私は短期間でしたが、他社での仕事の進め方や課題のとらえ方に触れられたことがよかったですね。問題が起きている原因を掘り下げて可視化する問題解決へのアプローチを知ることができました。海外の現地法人でも問題がいろいろ起きるのですが、こうした考え方を活かせています。篠原さんはいかがですか。

佐藤

篠原
私の転職先は、会社の規模が東京センチュリーより小さく、経理処理の自動化も限定的でした。全ての伝票を経理部が目を通して承認を行うなど、最初は戸惑いの連続でした。でも細かい経理処理を経験できたことで、経理業務のミクロとマクロの両方を把握できるようになりました。東京センチュリーは会社規模が大きいので経理業務は複雑で難しいのですが、だからこそやりがいを感じています。同じ職場・同じ部署への復帰だったので、安心して戻ってこれました。

澤田石
復帰して感じたことですが、会社の魅力のひとつに、社員の皆さんの温かさ、人の良さがありますね。私は同じフロアに戻ってきたのですが、元の同僚からも今の部署の方にもたくさん声をかけてもらえました。歓迎されていると感じられてとてもうれしかったです。

篠原
他にも、福利厚生制度が整っていて、仕事と家庭の両立がしやすい点なども、魅力だと思います。他社に行ったからこそ分かるポイントです。

佐藤「前と同じ国際事業分野に戻ったのですが、同僚が温かく迎えてくれてスムーズに復職できたことが、
本当にありがたかったですね」
【カムバックを経て感じた変化】~チャレンジを後押しする企業文化へ、ライフとワーク両方を豊かに育てていきたい~

篠原
5年のブランクがあったので、カムバックした時、会社の雰囲気が変わったなと感じました。前から働きやすい環境でしたが、さらにキャリアチャレンジ制度(社内公募制度)※3 やTC Biz Challenge(新規事業提案制度)※4といった新しい制度が導入されて、風通しがよくなってオープンになったというか。皆さんは戻られた時、どう感じましたか。

澤田石
キャリアチャレンジ制度は私が退職した後にできた制度ですが、とても良い制度だなと思いました。
※3:キャリアチャレンジ制度:人材を募集する部店が要件を開示し、応募者の中から人材を登用する社内公募制度「キャリアチャレンジ制度」を2020年度から導入し、累計64名が希望部署へ異動しました。(2024年4月時点)
※4:従業員が失敗を恐れず新しい取り組みにチャレンジする新規事業提案制度「TC Biz Challenge制度」を2020年度から導入。

澤田石「キャリアチャレンジ制度を利用して他部署に異動している社員が私の周りにも多くいますよ。
前向きに仕事に取り組もうとしている姿を見てパワーをもらっています」
新規事業の立ち上げを目指すTC Biz Challengeも新設されて、ここ最近で「どんどんチャレンジしていこう」と社員を後押しする企業風土が醸成されていますね。私自身は、海外の現地法人のサポートとして、現地の内部統制をきちんと管理することに挑戦したいと思っています。定期的に現地とミーティングして、ドラスティックに変えるというよりは、もっと現地に合ったやり方で改善できればと思っています。皆さんはどんなチャレンジをしたいですか?

佐藤

篠原
私は、まだ当社で経験できていない経理業務があるので、そういった業務に挑戦して、会計・税務の知識を深めていきたいです。業務の効率化に役立つAIやIT系の知識も積極的に取り込んでいきたいですね。

澤田石
以前は「ワークライフバランス=仕事とプライベートを分ける」という考え方をしていたんです。でも今は「ワークライフハーモニー」という考え方に共感しています。ライフとワークが互いに良い影響をし合って人生が豊かになり、相乗効果で自分も成長していく考え方です。長く自分らしく働き続けるキャリアを実現したいですね。
それは良い考え方ですね。私たち3人は今プライベートでは子育て中で、日々子どものパワーや好奇心に翻弄されたり感心したりと心動くことが多いので、ライフでの学びや発見をワークにも活かしていきたいですね。

佐藤


佐藤 誠司(さとう‧せいじ)
国際業務部
2003年に新卒入社。タイ・フィリピンの海外駐在を経て帰国を機に転職。2025年にカムバック。休日は好奇心旺盛な娘からの質問攻めに苦戦中。毎年家族で旅行する事を楽しみにしている。

篠原 雄希(しのはら・ゆうき)
経理部
2009年に新卒入社。2015年に退職し、2020年にカムバック。入社以来一貫して経理畑を歩く。今年から子供が小学生になり育児にも積極的に参加。趣味のビリヤードは大会に出ていたほどの腕前。

澤田石 里菜(さわたいし・りな)
リース営業統括部
2015年に新卒入社。2022年に配偶者の海外赴任に帯同するため退職し、2024年に復帰。もうすぐ4歳になる子どもと「毎週1つ新しい体験をする」ことを意識して日々過ごしている。
※記事の内容、肩書きは掲載当時のものです。
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