東京センチュリーの事業の核となっているのが、モノの価値や市場の可能性を深く見極める力、すなわち「目利き力」です。この連載では、東京センチュリーの6つのプロダクトにおいて、どのような「目利き力」が発揮され、社会に貢献しているのかを探っていきます。
連載第3回は、まちづくりから地方創生、社会インフラの整備に取り組む「不動産事業」です。大型オフィスビルの再開発や、ホテル開発・運営、物流施設などの不動産リースまで、多岐にわたる事業を展開しています。不動産ファイナンス第一部の野上さん、児嶋さん、不動産ファイナンス第二部の勝山さんに、TCの不動産事業の詳細や強み、仕事のやりがいについて聞きました。

※詳細はこちらの会社紹介動画をご覧ください。
⽇本⼀⾼いビルを建設する再開発プロジェクト「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」

ーーTCの不動産事業の概要と、それらがどのように社会課題の解決に貢献しているのか、教えてください。
野上さん(以下、敬称略):不動産ファイナンス第一部では、オフィスビルを含む大規模な複合施設の再開発を行っています。東京駅前の常盤橋エリアにおいては、三菱地所さまとともにTOKYO TORCH(トウキョウトーチ)街区のプロジェクトを進めています。本部プロジェクトでは、世界屈指のラグジュアリーホテル「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」などを誘致し、日本一の高さを誇るビルの建設が進められています。

野上「老朽化した建物や設備を刷新し、人流を大きく変えるようなダイナミックな新しいまちづくりを行うことで、
『持続可能な社会インフラの整備』に貢献しています」
地方創生に貢献するホテル開発「ANAインターコンチネンタル別府」〜地域の魅力を世界に発信〜

児嶋さん(以下、敬称略):私は、ホテル事業開発・運営を担当しています。2019年開業の「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」や、2022年開業の「ホテルインディゴ軽井沢」では、単なるアセットオーナーとしてではなく、開発段階から運用戦略までを当社が手掛けており、国際的な賞などもいただいています。
また、その他にも事業部全体では、シンガポールのチャンギ国際空港ターミナル2に直結する「Hotel Indigo Changi Airport(2028年開業予定)」や、先ほど野上さんがお話ししたTOKYO TORCHのラグジュアリーホテル開発にも携わっています。

児嶋「ホテル事業は、観光による地域消費の拡大や、雇用創出など、持続可能な社会インフラ整備の一環として、
「地方創生」に向けた重要な役割を担っています」
ニーズと“時流”に合わせたアセット提案「進化し続ける物流施設リース」

勝山さん(以下、敬称略):私は物流施設などの不動産リースを担当しています。例えば、当社が手掛けた物流施設では、Eコマースに対応した設備を構築し、複数の企業が活用できるマルチ物流拠点となっています。Eコマースの需要は近年増大しており、それらに必要な物流設備を作ることで、社会インフラとしての機能強化に取り組んでいます。

勝山「社会のニーズに合わせて、“時流”を捉えた不動産アセットの活用やファイナンスの提案を行えるのが
当社の強みであり、それは社会課題の解決にも貢献できると考えています」
不動産で生きる「ファイナンスの分析力」
ーー皆さんの事業において、東京センチュリーの強みである「目利き力」はどのような点にあると感じますか。

野上
「不動産」と「ファイナンス」という、2つの知識を生かして価値を提供できる点です。不動産事業は、景気変動や金利動向といったマクロ経済に左右されやすい側面があり、土地の価格や開発費用など、景気によって大きく変動します。当社は「ファイナンス」を強みとする会社であるからこそ、経済状況の分析にも長けており、リスクを踏まえた最適なソリューションの提案が可能です。
都市再開発プロジェクトでは、大規模な資金調達投資が不可欠です。ローンの組成やリースの活用といった戦略的なファイナンススキームがあるからこそ、「より良いまちづくり」の実現を可能にできると考えています。
私も同じです。特に大規模な施設を建設する場合は、数百億の規模の開発費用が必要となります。お客さまの不動産に関する困りごとを「ファイナンス」でサポートするのがわれわれの提供価値であり、「不動産」と「ファイナンス」の知見の融合こそ強みだと感じています。

勝山

児嶋
ホテル事業における当社の「目利き力」は2点あります。1点目は「市場分析と戦略的なポジショニング力」です。マクロ経済の動向を注視し、市場全体を俯瞰しながら当社の強みをどう打ち出していくのか。競合ホテルを分析し、どのような戦略を取るかを検討しています。2点目は「プロジェクト管理能力」です。ホテル内の新規設備の企画検討、予算管理、品質管理といったスキルも身についていると感じています。
不動産の入り口から出口まで、幅広く関われる喜び
ーーこの事業に携わる上での「やりがい」や「面白さ」を教えてください。
幅広い不動産業務に関われることです。当社が扱っている不動産は、物流施設からデータセンター、卸売市場まで、規模もエリアもさまざまです。業務についても、土地の仕入れ、企画、売却など、入り口から出口まで広い領域に関わることができます。

勝山

野上
日本一の高さのビル開発はもちろん、ラグジュアリーホテルの開業に向けてホテル運営を専門とするグローバル企業と協業するなど「新しい領域」に携われることです。大きなプロジェクトになるほど、関係者との意見をすり合わせなどは容易ではなく、同じ方向を向いて結論を出せた時は達成感を感じます。

児嶋
私は「不動産」という、生活に不可欠で皆さんの身近にあるものに関われることです。担当しているプロジェクトが友人や家族の楽しい思い出につながっていることにやりがいを感じますし、宿泊後に『良いホテルだったよ』と感想をいただけることは励みになります。
ーー最後に、これからの目標を教えてください。

野上
常磐橋のように、「これまでにないもの」を創出していきたいです。新しい事業を始めるには大規模な資金が必要ですし投資リスクもありますが、当社のファイナンスや幅広いネットワークを生かして実現していきたいですね。

児嶋
これまではホテル開業後のプロジェクトを担当してきましたが、今後は開発段階からスタートするプロジェクトも経験してみたいです。土地所得や構想段階から参画することで、ホテル事業の知見を深めていきたいと考えています。
幅広い不動産プロジェクトに携わることができる今の環境は非常に貴重です。その環境を生かして、さまざまな経験を積んでいきたいですね。今後はさらにリスクをとった、より不動産の本質に迫るような、高度な案件を担当できればと考えています。

勝山
【ご参考】
東京戦センチュリーの「目利き力」Vol.1:
オートリースから自動運転・EV普及に取り組む「オートモビリティ事業」〜作りたいのは、安心・安全で誰もが自由な移動を選択できる未来〜
東京戦センチュリーの「目利き力」Vol.2:
空のインフラを支える「航空機事業」〜リースからパーツ売買まで、バリューチェーンで価値を最大化〜

野上 真弘(のがみ・まさひろ)
不動産ファイナンス第一部
2019年新卒入社。入社から一貫して不動産事業に携わり、ファイナンス面のサポートを主に担当している。常盤橋や内幸町エリアの再開発に関わったほか、今後は海外のホテルプロジェクトも担当する。

児嶋 眞由(こじま・まゆ)
不動産ファイナンス第一部
2024年新卒入社。ANAインターコンチネンタルホテル別府リゾート&スパやホテルインディゴ軽井沢の経営に携わる。ANAインターコンチネンタルホテル別府リゾート&スパでは、施設内のリニューアルプロジェクトなども担当。趣味はさまざまなホテルに宿泊すること。

勝山 竜太(かつやま・りゅうた)
不動産ファイナンス第二部
2022年中途入社。前職は不動産業界で開発事業用地の仕入業務を担当。東京センチュリー入社後は、幅広い不動産リース事業に携わる。前職から蓄積した不動産知識を生かし、大型施設プロジェクトなどを手がける。
※記事の内容、肩書きは掲載当時のものです。
おすすめ記事
〜作りたいのは、安心・安全で誰もが自由な移動を選択できる未来〜
2026年1月28日
東京センチュリーの事業の核となっているの…
オープンイノベーションの成功事例をご紹介
~Plug and Play Japan×東京センチュリー~
2025年2月20日
DX戦略を加速させるために必要不可欠なス…
2025年2月14日
次世代エネルギーとしての活用が期待されて…