地産地消型バイオマス熱電供給
国内の未利用材やリサイクル材を燃料とするバイオマス発電・熱供給事業へのファイナンス
当社はバイオマス発電・熱供給事業会社であるフォレストエナジー株式会社と資本業務提携を締結し、同分野への出資・ローンを通じて、地域経済の活性化や脱炭素に貢献しております。
メリット
地域の森林資源を活用した発電・熱供給の実現
従来型の大規模バイオマス発電所だけでなく、出力2,000kw未満の小規模設備にも対応しています。小規模設備においては、発電とともに熱供給も行うバイオマスガス化発電技術を採用しており、総合的なエネルギー効率が非常に高いものとなっています。地域の森林資源や木質チップを燃料として活用することで、燃料運搬に伴う温室効果ガス排出も低減できます。また、国内材のため燃料価格が為替動向に左右されづらいという特長もあります。
カーボンネガティブの実現
バイオマス発電設備は、脱炭素電源のため政府の長期固定価格買取制度によって売電単価が保証されています。さらに、バイオマスガス化発電の場合、発電に利用した後の燃料残渣であるバイオ炭を土壌改良剤等として再利用することで、炭素固定の価値(2023年1月現在、国内ではJクレジットのみ)が認められており、木を単に燃やすだけではないカーボンネガティブの達成が可能です。
スキーム
- フォレストエナジー社主導でバイオマスガス化設備による発電事業の開発、運営を実施。
- バイオマスガス化設備による発電事業は1.5~2MW/PJ必要な木材は約1.7万~2.3万t/年(含水率50%)。
- 上記発電所で発生する排熱は超小型CHP「Volter」向けに乾燥ウッドチップの製造および供給等も検討。