近年、地球温暖化の影響により猛暑や豪雨などの異常気象が続いています。今後、日本の四季は「二季」になる可能性があるとも言われ、地球温暖化の要因である二酸化炭素(CO2)排出量を削減することは大きな課題となっています。未来のこどもたちが安心して暮らしていける地球環境を守るために、いま私たちには何ができるのでしょうか?
政府は地球温暖化対策計画(令和7年2月18日閣議決定)において、2030年度までに温室効果ガスを46%削減(2013年度比)すること、さらに2035年度までに60%、2040年度までに73%削減することを目指すことを掲げていますが、目標達成のためには、自然由来のエネルギーの活用が欠かせません。
東京センチュリーでは、カーボンニュートラルの実現に向けて、再生可能エネルギーの普及・拡大に取り組んでいます。そこで今回は、ペンギニア王国の王女「エネペン」と東京センチュリー 社員(A&Tm兼務)の「みつこ」が、地球温暖化とその対応策について、アニメーションを活用した動画で分かりやすく解説いたします。
登場人物

【プロローグ】エネペンが地球にやってきた理由とは? ~地球温暖化について調査!~

コウテイペンギンの王国『ペンギニア』
ここは地球の南に位置する平和なコウテイペンギンの王国「ペンギニア」。ペンギンたちは、王様の元、何百年もの間、豊かな生活を送っていました。
ところが、数十年前からペンギニアにある異変が…。
島を覆っていた海岸の氷の一部が溶け始め、陸地が見えるようになってきたのです。
さらにここ数年、これまでは王国周辺でたくさん獲れていた魚が減り始めます。
ペンギンたちにとって魚は「神様からの贈り物」。
生きていくための貴重な食糧です。
自然と共存してきたペンギンたちにとっては、非常事態が訪れています。

サスティー(王様)・ナーブル(女王)とエネペン(王女)

王様 サスティー
何かこの海に大きな異変が起きている...。
生態系が変わってきていることに危機を感じた王様は、王女「エネペン」にミッションを託します。

王様 サスティー
われわれの海に何が起きているのか、元の豊かな海に戻る方法がないか、調べて来てほしい...!
王様 サスティーからミッションを受けたエネペンは、人間の世界で何が起きているのか調査するために、クジラの背中にのって太平洋を北へ北へと進み、日本(東京)へ向かいます。

ところが、日本に辿り着いた「エネペン」は、日本の暑さと人混みに驚き、秋葉原のビルの前で倒れてしまうのでした。

【本編】エネペンと地球温暖化を考える~東京センチュリー・A&Tmの取り組み~
エネペン&みつこの挑戦と東京センチュリー&『A&Tm』の取り組みについては、こちらの動画をご覧ください。
東京センチュリーとA&Tmの更なる取り組みについて
東京センチュリーの取り組みと今後について
東京センチュリーは、これまで太陽光発電事業を中心に再生可能エネルギーの拡大に取り組んで来ました。一方で、天候に左右される太陽光発電は発電するだけではなく「蓄電池」を活用した適切な管理も必要となります。
太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーは、発電所だけでは電気を保存することができないため、電力需要が少ない時には、需給バランスを取るため発電した電気を送電線に流さず、そのまま捨ててしまうことも多くあります。
そこで東京センチュリーでは、太陽光発電設備の横に蓄電池を設置し(併設用蓄電池)、日中、太陽光が発電した電気を蓄電池で保管し、夕方などの需要が増える別の時間帯で蓄電池から流すことで、無駄なく電気を活用するための取り組みを進めています。
※蓄電池のみを集めた蓄電所(系統用蓄電池)を設置し、送電線につないで充放電を行うことで、電気の需給バランスを保てるようにする取り組みも行っております。
長期に亘り、再生可能エネルギーを安定的かつ効率的に活用していくために、蓄電池の導入拡大に注力してまいります。今後も、循環型経済社会の実現に向けて、環境に配慮したビジネスに取り組んでまいります。

東京センチュリー 兼
A&Tm澤井さん
A&Tmの取り組みと今後について
A&Tmは、太陽光発電を効率よく適切に運用するために、東京ガスの子会社であるTGESと京セラの子会社であるKCCSと東京センチュリーの3社で立ち上げられた会社です。目的は、太陽光発電を「長期にわたって安定的に最大限のパフォーマンスをだせるよう管理、運営」していくこと。それによって二酸化炭素の排出を抑え、地球温暖化の抑制に貢献してまいります。
さらにA&Tmは、蓄電池についても「設備の状態」や、「充電放電のタイミング等の運用方法」についてデータを活用して検証し、効率的な運用管理(アセットマネジメントとテクニカルマネジメント)を提供しています。今後も蓄電池ビジネスを拡大していく方針です。

東京センチュリー 兼
A&Tm澤井さん


澤井 創一(さわい・はじめ)
東京センチュリー株式会社 環境インフラ営業部門 環境インフラ第二部 部付部長 兼
A&Tm株式会社 代表取締役社長
国内金融機関で、市場部門、特にデリバティブ(金融派生商品)商品企画・マーケティングに従事する。2015年に東京センチュリーに中途入社。海外を含めた太陽光発電の開発事業に携わり、2022年にA&Tmを設立。同年より現職。
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